1953年映画『原子怪獣現わる』をゆるっと解説|怪獣映画の原点とも言える名作


1953年公開のアメリカ映画『原子怪獣現わる』(The Beast from 20,000 Fathoms)をご存じでしょうか。 古典SF映画や怪獣映画が好きな人なら、一度は名前を聞いたことがあるはずです。

この作品は、原爆実験によって目覚めた古代怪獣がニューヨークを襲うというストーリー。 いわば「核実験+怪獣」という、後の怪獣映画の定番フォーマットを作った作品なのです。

つまり、この映画は後の怪獣映画の系譜を語るうえで外せない存在なのです。

この記事でわかること
・映画『原子怪獣現わる』とはどんな作品か
・特撮の神様レイ・ハリーハウゼンのすごさ
・怪獣映画史における重要性

『原子怪獣現わる(The Beast from 20,000 Fathoms)』とは

項目 内容
公開年 1953年
原題 The Beast from 20,000 Fathoms
ジャンル SF・怪獣映画
特撮 レイ・ハリーハウゼン

この映画の最大の見どころは、なんといってもストップモーション特撮です。

特撮を担当したのは、後に神格化されることになる レイ・ハリーハウゼン。 個人的な見解としては、この映画はハリーハウゼン伝説の始まりと言ってもいいと思います。

怪獣映画の元祖と言われる理由

1953年公開の『原子怪獣現わる』がなぜ重要なのか。 これまでの怪獣映画の流れを踏まえると、ここにはいくつかの理由があります。

  • 核実験で怪獣が目覚める
  • 都市を破壊する巨大生物
  • 軍隊が怪獣と戦う

要するに、後の怪獣映画の基本テンプレがすでに完成しているのです。

注目すべき点は、怪獣の恐怖を核実験と結びつけたことです。 これは冷戦期の不安を反映したアイデアだと推察されます。

この映画、後の怪獣映画にかなり影響を与えたと言われていますよね。
そうなんです。1950年代SF映画の中でも特に重要な作品なんですよ。

レイ・ハリーハウゼン特撮の魅力


特筆すべきは、やはりレイ・ハリーハウゼンのストップモーション特撮です。

現在のCGと比べると、動きはどうしてもぎこちない部分があります。 しかし、それが逆に独特の生命感を生んでいると考えます。

このようにアナログ特撮には、デジタルでは出せない味があります。 つまり、怪獣がそこに実在しているかのような存在感があるのです。

こうした視点から見ると、この映画は単なる古いSFではなく、 特撮史の重要なマイルストーンだと言えるでしょう。

『ゴジラ』との関係

1954年公開の日本映画ゴジラとの関係もよく語られます。

『原子怪獣現わる』は、核実験で怪獣が目覚めるという設定を持っています。 これは『ゴジラ』の設定と非常に似ています

これを考慮すると、この作品が日本の怪獣映画にも少なからず影響を与えた可能性は高いでしょう。

あえて言えば、『原子怪獣現わる』はハリウッド怪獣映画の原型、 一方『ゴジラ』は怪獣映画の社会的深化という位置づけになると思います。

まとめ

1953年のSF映画『原子怪獣現わる(The Beast from 20,000 Fathoms)』は、 怪獣映画の歴史を語るうえで欠かせない一本です。

・レイ・ハリーハウゼンの特撮
・核実験と怪獣というテーマ
・都市破壊型モンスター映画の原型

この3つが揃っている点が重要です。

私自身の見解を述べれば、この映画は「怪獣映画の設計図」のような作品だと思います。

古典映画が好きな方、 怪獣映画のルーツを知りたい方にはぜひ一度観てほしい一本です。

もしまだ観ていないなら、1953年の名作『原子怪獣現わる』をチェックしてみてください。 きっと、現代の怪獣映画とはまた違った魅力を感じられるはずですよ。

『原子怪獣現わる』の発想の原点になった名作短編「霧笛」を収録。
灯台に現れる孤独な怪物の物語を読むと、この映画の恐怖がどこから生まれたのかが見えてきます。映画ファンなら一度は読んでおきたい一冊です。

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